2006/01/28

田子の浦からの富士

沼津から吉原そして富士川にかけては、昔から広大な湿地帯で、たびたび地震による津波に襲われ、東海道沿線の宿場町は被害を受けている。沼津から富士川に至る海岸線には、高さ約7mで20kmに及ぶ防潮堤が延々と続き、津波の被害から人々守っている。防潮堤の陸側には、千本松原と呼ばれる松の林がこれも延々と続き、海岸線との美しい景観を保っている。昔の人は、歌にも読まれた田子の浦の海岸から裾を引く美しい富士を直接見ることが出来たのだろうが、今は堤防と松林に阻まれ写真のような、上部の部分しか見ることが出来ない。

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